リッチなパンの種類 [パンの図鑑]

リッチなパンの種類
Bread lean

このページでは一般的にリッチ系とされるパンの種類を五十音順に並べてご紹介しています。
詳しい情報を調べる場合は、パンの名前をクリックしてください。
リッチなパンとは粉、イースト、塩、水などの基本的な材料の他に砂糖や卵、牛乳やバターなどの乳製品を副材料を入れて生地を作るパンで、主に副材料を入れないリーンなパンと呼び分ける為に用いられる呼称です。
また、単に「リッチ系」、「リーン系」とだけ呼ばれる事もあります。

リッチなパンとして代表的なものはフランスのパンである「クロワッサン」やドイツの「シュトーレン」などで、何もつけずにそのままで食べても美味しく食べる事が出来るのがリッチなパンの大きな特徴です。
基本的には日本発祥のパンの殆どはリッチなパンですが、これは日本で販売されているパンはそのままで手軽に食べる事ができるという事を前提に開発された為と考えられます。
逆にヨーロッパの国々、特にドイツ、フランスなどのパンの消費量の多い国では、リーン系の食事パンが多く、朝食べるパンは朝買うという焼きたてに対するこだわりが強いと言われています。

しかし、ヨーロッパにおいてもクリスマスや復活祭などの特別な日を祝う特に食べるパンはリッチなパンが多い事から、ヨーロッパの人々がリッチなパンが嫌いという訳ではなく、日常的な食べるパンはリーン系、お祝いの際に食べるパンはリッチ系といった形で分けていたようです。
これはヨーロッパの人々はほぼ毎日パンを食べる事からリーン系のパンの方がシンプルで飽きがこないという理由も含まれていると思われます。