パンドーロ [パンの図鑑]

パンドーロ
Pandoro

タイプ
リッチ系、型焼き、菓子パン
発酵法など
パネトーネと同じくイタリア独自の天然酵母、パネトーネ種で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
強力粉、パネトーネ種、イースト、塩、砂糖、脱脂粉乳、卵、バター、カカオバター、蜂蜜、バニラビーンズ、牛乳
パンドーロはイタリア発祥の菓子パンで名前は「黄金のパン」を意味します。元々は同じイタリアのパンである「パネトーネ」と同様にクリスマスシーズンに食べられてたパンであり、18世紀頃にヴェローナの一般家庭で作られていた「ナダリン」という菓子を貴族が食べるようになった事により、金箔で覆われた円錐形のパン「パン・デ・オーロ」に変化し、このパンがのちに大衆化し「パンドーロ」になったと言われています。

パンドーロとパネトーネの違いとしてはパンドーロは生地にドライフルーツを入れない事があげられ、形についてもパンドーロは写真のような星形になっています。パンドーロは卵黄とバターをたっぷりと使用している事から中身は美しい黄色をしており、大きさは15cm程度のものが一般的です。

パネトーネの内部はスポンジケーキのようにやわらかく、パネトーネ種で発酵させているものは1か月は日持ちするとされ、食感は程よくしっとりとしています。
また、焼きたてよりも焼き上げてから一日以上経った方が美味しいと言われています。

尚、サイズの小さなパンドーロは「パンドリーノ」と呼ばれ、こちらは大体10cm前後の大きさです。