オーストリアのパン [パンの図鑑]

オーストリアのパン
Bread of Austria

このページではオーストリアが発祥の地とされるパンの種類を五十音順に並べてご紹介しています。
詳しい情報を調べる場合は、パンの名前をクリックしてください。
オーストリアはハプスブルグ家が皇帝を勤めていた13世紀以降、ヨーロッパ文化の中心的な国として発展した土地で、特に首都のウィーンは強大なオーストリア帝国の中心都市として繁栄を極めていました。

繁栄を極めたこの時期のオーストリアは芸術だけでなく、食文化も大いに育まれ、それに伴って多くのパンの製法と沢山の種類のパンが考案されました。
この頃のオーストリアで生み出されたパン酵母の培養やボーリッシュ法、製パン用モルトの利用や小麦粉の品質の向上など、この時代に生み出された様々な技術が今のパンの製造技術にも活かされています。
また、現在、リーンやリッチなどで分けられているパンについても、それぞれ充実していたとされています。

オーストリアのパンとして有名なのは「カイザーゼンメル」などが代表的ですが、フランスのパンとして有名なクロワッサンやデンマークのデニッシュペストリーもオーストリアが発祥の地であったとの説があり、この件に関しての事実は定かではありませんが、少なくてもそのような話に信憑性が生まれるほど、オーストリアは多種多様なパンが生み出されてきた伝統と歴史のある国だと言えるでしょう。