クッペ [パンの図鑑]

クッペ
Coupe

タイプ
リーン系、天板焼き、食事パン
発酵法など
イースト菌で発酵させます。
主要穀物
小麦粉
主な材料
フランスパン用粉、塩、モルトエキス、卵、水
クッペとはフランス語で「切られた」という意味の言葉で、その名の通り、クッペは中心部分に1本の大きな切れ目(クープ)が入ったバゲット系のパンの一種です。日本ではクーペと呼ばれる場合もあります。
クッペの特徴は太く短く作られた、その形でこの特徴により、柔らかく大きなクラムを味わうことができ、それと同時に表面の一本の大きなクープによってクラストにエッジができ、程よい硬さのクラストを味わう事ができます。
また、食べきりやすい大きさである事もクッペの特徴で、形もシンプルなフットボール型である事からパン作りの初心者でも成形しやすくなっています。
材料や配合法についても、その他のバゲット系のフランスパンと同じくバゲットと同じです。

クッペの食べ方としては一般的なフランスパンと同じようにスライスして、ディップやバター、チーズなどをのせて食べるのがポピュラーな食べ方で、シンプルな具材である方が小麦本来の香りや味わいを楽しむ事ができます。

尚、日本発祥とされているコッペパンはこのクッペを元にしたものであり、「クッペ」が「コッペ」になってコッペパンと言われるようになったそうです。