チャバッタ [パンの図鑑]

チャバッタ
Ciabatta

タイプ
リーン系、直焼き、食事パン
発酵法など
イースト菌で発酵させます。イタリアではビガー種を用いられる事が多い。
主要穀物
小麦粉
主な材料
強力粉、薄力粉、ドライイースト、塩、モルトシロップ、水、牛乳
チャバッタはイタリアの北部、ロンバルディア地方が発祥の地とされる伝統的なパンで、名前であるチャバッタとはイタリア語で「スリッパ」や「靴の中敷き」を意味し、元々は平べったい形をしていた事からそう呼ばれるようになったと言われています。
チャバッタは主にイタリア国内で食べられていましたが、現在ではドイツや北欧、日本でも人気が高くなってきています。
また、小さいチャバッタや丸いチャバッタは「チャバッティーナ」と呼ばれていますが、大きさや形で呼び名が変わっているだけなので材料などは同じです。

チャバッタはイタリアでは定番のパンのひとつであり、食事パンとして食卓には欠かす事のできない存在で塩を混ぜたオリーブオイルをつけて食べるのが一般的な食べ方です。
チャバッタの大きな特徴は内部のクラムに大きな気泡があり、もっちりとしていて食べごたえがある事で、水を多く加えて発酵後はできるだけ生地に負担をかけないなどの工夫を行う事によって実現しています。
チャバッタが生まれたきっかけは水を入れすぎて失敗したと思われたパンが偶然にも美味しかったからで、以降、意図的に水を多めに入れて試行錯誤が行われ、現在のチャバッタが生まれたと言われています。

チャバッタの食べ方としては前述のオリーブオイルをつけて食べる方法以外にも、水平にカットしてハムやチーズなどを挟みパニーニにするという食べ方もあります。