プンパニッケル [パンの図鑑]

プンパニッケル
Pumpernickel

タイプ
リーン系、型焼き、食事パン
発酵法など
ライ麦粉サワー種とイースト菌による発酵
主要穀物
ライ麦粉
主な材料
ライ麦粗びき粉、熱湯処理したライ麦粗びき粉、ライ麦粗びき粉サワー種、イースト、塩、カラメル、水
プンパニッケルはドイツ発祥の黒パンで、同じドイツ生まれの全粒粉で作る「ロッゲンシュロートブロート」のひとつとされています。発祥の地はドイツ北部のウエストファーレン地方ですが、現在はドイツ全土で食べられており、日本でも広く知られるようになった伝統的なライ麦パンです。

ブンパニッケルは焼き上げるのにとても時間がかかる事で知られ、型に入れてから短くても4時間、長い場合は20時間もの間、お湯を張ったオーブンで蒸し焼きにする必要があります。
オーブンでカリッとした食感に仕上げるフランスパンとは対照的で、このドイツのプンパニッケルは水分が多く含まれ、もちっとした食感に仕上がります。また、カラメルを使用している為、甘さもあり、ライ麦粉の酸味も僅かに感じる事ができます。

食べ方としてはスライスして、サワークリームを塗るのが一般的で、その他にもクリームチーズをのせたり、ハムやスモークサーモンをのせて食べる事もあります。
また、食事パンである事からシチューなどの煮込み料理に添えて一緒に食べても美味しく食べる事ができます。

尚、プンパニッケルは焼いてすぐではなく、翌日以降の方が食べ頃とされています。