モーンシュネッケン [パンの図鑑]

モーンシュネッケン
Mohnschnecken

タイプ
リッチ系、天板焼き、菓子パン
発酵法など
イースト菌による発酵
主要穀物
小麦粉
主な材料
フランスパン用粉、イースト、砂糖、塩、バター、油脂、水
モーンシュネッケンはドイツ発祥のパンで「シュネッケン」とはドイツ語でカタツムリを意味し、その名前から想像できる通り、モーンシュネッケンはカタツムリのように渦を巻いた形をしています。また、「モーン」の部分はドイツ語でケシの実を指します。

モーンシュネッケンには上から見て側面に渦巻きが出来ているものと上部に渦巻きが出来ているものの二種類があり、渦巻きの中にはモーンペーストというフィリングを巻き込みます。
このモーンペーストは黒ケシの実や砂糖を入れて牛乳で甘く煮たもので、日本で言うあんこのようにドイツやオーストリアでは様々なお菓子に使われている、とてもポピュラーなものです。
また、生地はバターを折り込んで作られるデニッシュ生地で、サクサクとした食感や弾力性のある歯ごたえもモーンシュネッケンの美味しさの要因のひとつとなっています。

モーンシュネッケンのフィリングに入っている黒ケシの実は日本ではあまり馴染みのないものですが風味とコクがあり、香ばしい事で知られています。