コロネ [パンの図鑑]

コロネ
Corne

タイプ
リッチ系、天板焼き、菓子パン
発酵法など
パン酵母で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
薄力粉、コーンスターチ、砂糖、無塩バター、製菓用チョコレート、卵、牛乳
コロネは日本のパン屋さんでもお馴染みの生地を螺旋状に巻き、中心の空洞部分にクリームを詰めたパンで、その名前はフランス語の「corne(角)」が元となったという説と英語の「cornet(管楽器の一種)」という説があり、どちらの説においても形が似ているからという理由に基づいています。

コロネは細長く伸ばした生地を円錐形に巻きながら形を作っていく事が基本的な成形方法で、形を作った後に焼き上げ、焼きあがったら中心の空洞部分にクリームを詰めます。焼いた後にクリームを詰めるのはクリーム内の水分をとばさないようにする為で、螺旋状に巻いたパンは内部の気泡にもひねりが加わり、独特の歯ごたえを感じる事ができます。
また、コロネは時間を置くとクリームが空気に触れて乾燥してしまうので、できるだけ早く食べた方が美味しいでしょう。

コロネの中心部分に詰めるクリームは大乗的なものはチョコクリームですが、その他にもカスタードクリームを詰めたものやホイップクリームを詰めたもの、ピーナッツクリームを詰めたものがあります。
クリームの甘さが強いので、紅茶やコーヒーなどの飲物と相性が良く、アンパンと同じように牛乳と一緒に食べられる事もあります。