スコーン [パンの図鑑]

スコーン
Scone

タイプ
リッチ系、天板焼き、無発酵
発酵法など
ベーキングパウダーなどを使って膨張させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
小麦粉、バター、塩、牛乳、卵、砂糖、ベーキングパウダー
スコットランドが発祥の地と言われているスコーンはイギリスを代表するパンの種類で、今は世界中の様々な国で食べられています。日本もスコーンを食べている国のひとつで、現在では日本で食べられているパンの種類の中でもかなりメジャーな存在となっています。

スコーンの特徴は生地がしっとりとしていますが粘り気がなく、外側に程よい硬さがある為、食べた時にザックリとした良い歯ごたえがあります。本場のイギリスでは生地自体にはあまり味は付けず、焼きあがったものにジャムやクリームを塗って食べる事が多いようです。また、イギリス人と言えば紅茶ですが、スコーンは午後のティータイムに紅茶と一緒に食べる食べ物の定番のひとつとしても知られ、スコーン、クロテッドクリーム、ジャム、紅茶のセットを「クリームティー」と呼んでいます。
見た目の特徴としては上部が持ち上がり、側面が割れているものが一般的で、このような形に膨らんでいるものが美味しいとされています。

尚、スコーンはフライパンなどで平たく成形した酵母などを加えずに作ったパンを焼き、その後に切り分けて食べていたビスケットのような食べ物が原型だと言われています。
現在のものはベーキングパウダーを加えて焼きあげますが、元々はベーキングパウダーなども加えずに焼いていたそうです。