トルティーヤ [パンの図鑑]

トルティーヤ
Tortilla

タイプ
リーン系、直焼き、食事パン
発酵法など
無発酵
主要穀物
トウモロコシ粉
主な材料
トウモロコシ粉、塩、サラダ油、水
トルティーヤはメキシコ料理のタコスに使用されるトウモロコシの粉で作られたパンで、日本ではトルティージャと呼ばれる事もあり、知名度の高いパンのひとつとなっています。

トルティーヤはメキシコの伝統的なパンとして知られていますが、その起源は古く、スペイン人がメキシコに入植する前から食べられてました。トルティーヤの生地に小麦粉ではなくトウモロコシ粉を使うのはこの地方ではトウモロコシが多く栽培されていた事が主な原因だと考えられてます。
現在ではメキシコ付近のアメリカの南西部でも食べられており、トウモロコシ粉だけで作られている伝統的なトルティーヤだけではなく、小麦粉を混ぜたものや小麦粉のみで作るものが存在しています。

トルティーヤの特徴としてはトウモロコシ粉を使う事以外にも非常に薄く成形する事や、無発酵で作られる事などがあげられます。また、伝統的なヨーロッパのパンと同じく焼きたてが美味しいパンだとされています。
食べ方はチリソースをぬって、肉や野菜をのせて食べるタコスが最も有名ですが、タコス以外にも小さくカットして油で揚げるチップスなども一般的です。また、食事の際にそのまま食べる場合もあります。

尚、トウモロコシ粉ではなく、小麦粉で作ったトルティーヤは「フラワートルティーヤ」と言います。
また、トルティーヤの名前の由来はスペインのオムレツ料理であるトルティーヤに見た目が似ていた事からそう呼ばれるようになりました。