フーガス [パンの図鑑]

フーガス
Fougasse

タイプ
リーン系、天板焼き、食事パン
発酵法など
パン酵母(イースト菌)で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
強力粉、薄力粉、ドライイースト、塩、砂糖、オリーブオイル、水
フーガスは植物の葉っぱのような形に形成される砕けるような歯ごたえが特徴のフランス南部のプロヴァンス地方発祥の伝統的なパンで、その起源は古代ローマの時代にまで遡り、ローマ人が囲炉裏の灰で焼いたパンがルーツとなっていると言われています。

フーガスは平たく伸ばしてから葉の静脈のような穴が開けられ、オーソドックスなプレーンタイプの他、ハーブを入れたものやオリーブが入っているもの、クルミを混ぜ込んだものなど実に様々です。
また、パン全体の形についても日本では木の葉のような形のものが一般的ですが、海外では四角いものや変則的な形をしたものや変則的に穴が開けられているものも販売されています。

フーガスは表面に美しい焼き色をつける為に油を塗って、そのままオーブンで一気焼き上げられる事から通常の食事パンのようなふんわりとしたクラムではなく、どちらかと言えばもっちりとしています。
パンの表面は中身とは違ってサクサクしており、サイズは大きいのですがクランチーなかじって食べるステッィクタイプのパンのような食べ方をするのが一般的です。