フォンデュ(Fendu)　[パンの図鑑]

フォンデュ
Fendu

タイプ
リーン系、天板焼き、食事パン
発酵法など
ドライイーストで発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
フランスパン用粉、ドライイースト、塩、モルトエキス、水
フォンデュとはフランス語で「割れ目」または「双子」という意味で、その名前の意味の通り、パンの中心部分に大きな割れ目がある事がフォンデュの特徴です。この大きな割れ目を入れる事からバゲット系のフランスパンに多く見られるクープと呼ばれる切れ込みはつける必要はなく、フォンデュにはクープはありません。

フォンデュの割れ目は生地の中心を細い麺棒で押さえて作る事からクープのような綺麗なエッジはでませんが、フォンデュ特有のもっちりとした食感を十分に楽しむ事ができ、小麦の風味をよりハッキリと感じる事ができるとされています。
また、フォンデュのクラムは密度が高くなる事が多く、焼きあがった後に重さのあるずっしりとしたパンができる事もフォンデュの特徴です。

フォンデュは薄くスライスしてトーストで軽く焼くというのがポピュラーな食べ方のひとつで、スライスすると2つの連なった山のような面白い形になります。

尚、フォンデュの材料や発酵法などは同じフランス生まれのパンであるバゲットと基本的に同じです。