イングリッシュマフィン [パンの図鑑]

イングリッシュマフィン
English muffin

タイプ
リーン系、食事パン、型焼き
発酵法など
パン酵母(イースト菌)で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
強力粉、ドライイースト、塩、砂糖、無塩バター、スキムミルク、コーンミール、水
イングリッシュマフィンは19世紀のヴィクトリア朝時代のイギリスにおいて、貴族などに仕えていた使用人達がビスケットやパンなどを作る際にでる残り物の生地とマッシュポテトを混ぜて作ったパンが元になっているといわれており、その後、アメリカに移住したパン職人がイギリスで食べていたイングリッシュマフィンを改良して販売した所、大ヒットしたものが現在のイングリッシュマフィンだと言われています。

イングリッシュマフィンは側面の中央部から水平に真っ直ぐに二つに割ってからそこにバターを塗ったり、具材を挟むなどして食べるのが一般的な食べ方で、元々、あまり味のないイングリッシュマフィンを美味しく食べる為にこのような食べ方が生まれたと考えられています。

食べた時の食感としては内側はもっちりとしており、かなり食べごたえがあります。また、イングリッシュマフィンを作る際の工程は基本的には型に入れて焼きあげますが、この時にあまり火を入れすぎないようにして、食べる直前に再び外側をトーストして焼き目を入れ、香ばしい香りを楽しみながら食べるというのが本場イギリスでも行われている食べ方です。
表面に見られるツブツブはコーンミールで、香ばしさを出す為にまぶされています。

尚、単にマフィンと言った場合はアメリカ発祥のマフィンを指し、こちらはイングリッシュマフィンと呼ばれるのが普通でマフィンと略される事はあまりないようです。