イギリスパン [パンの図鑑]

イギリスパン
English Bread

タイプ
リーン系、型焼き、食事パン
発酵法など
パン酵母(イースト菌)で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
強力粉、ドライイースト、砂糖、塩、脱脂粉乳、ショートニング、スキムミルク、水
イギリスパンは日本で販売されている食パンのオリジナルだと言われているパンで、本場イギリスではホワイトブレッド(White Bread)またはホワイトローフと呼ばれています。また、イギリスパンは型に入れて焼くパンですが、角食パンのように蓋をしないので、上部がふっくらと山形になっている事も大きな特徴です。

イギリスパンは日本で作られている食パンと比べるとキメが粗く、バターや砂糖をあまり加えない為、あっさりとした味わいとなっています。イギリスでは大体、8枚程にカットしてからトーストし、カリカリになった状態でバターなどをぬって食べるのがポピュラーな食べ方です。また、イギリスパンはイギリス国内では「ティンブレッド」と呼ばれる事もあり、これは「ティン」という型を使って焼く事から、そう呼ばれるようになったそうです。

日本の食パン同様にイギリスパンも様々な食べ方があり、そのひとつとしてはベーコンや卵、マッシュルームなどをのせてサンドイッチにするのが代表的な食べ方としてあげられます。

尚、イギリスパンの起源は大航海時代にコロンブスが持ち運びやすく多くの人にも分けやすいパンとして、開拓者の為に作られたパンという説が有力です。
また、全粒粉を使って作ったイギリスパンはイギリスでは「ブラウンブレッド」と呼ばれます。