バタール [パンの図鑑]

バタール
Batard

タイプ
リーン系、天板焼き、食事パン
発酵法など
パン酵母(イースト菌)で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
フランスパン用粉、塩、ドライイースト、モルトエキス、水
バタールはフランス語で「中間」という意味で「バゲット」と「ドゥ・リーブル」の中間の太さである事から、バタールと名付けられたと言われています。また、日本でも最も好まれているフランスパンのひとつです。

バタールの特徴は大きな3本のクープと、やや太さがある事からパンの中身のクラムがふっくらとしていて断面も丸みがある事です。その他のバゲット系のパンと同じく、材料の配合はバゲットと同じですが、成形とクープの違いで細かい違いがあらわれるとされています。長さは大体、40cm位でバゲット系としては長さが短いパンです。

バタールは厚めにスライスして食事の際に食べるのが一般的で、バゲットよりも断面が大きいのでサンドイッチにしたりディップをのせたりするのに向いています。

バタールは大きさ的に少人数でも使い切りやすく、日本で人気があるのはそのような点も関係しているのかもしれません。
また、使い切れずに硬くなってしまったバタールはフレンチトーストにすると美味しく食べられます。