ベーグル [パンの図鑑]

ベーグル
Bagel

タイプ
リーン系、天板焼き、熱湯処理
発酵法など
パン酵母(イースト)で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
強力粉、高タンパク粉、イースト、砂糖、塩、モルトシロップ、ショートニング、水
ベーグルはアメリカ生まれのパンとして知られている日本でも大変、人気のあるパンですが、その起源についてはオーストリア、現在のドイツにあたるプロイセン、ポーランドなど様々な国の名前があがっています。また、アメリカに最初にベーグルを持ち込んだのはユダヤ人だという説が有力でユダヤ人は日曜日の朝にベーグルを食べるという習慣があり、それがアメリカに伝わったと考えられています。

アメリカにベーグルが伝わったのは1900年前後だと言われていますが、当初は労働組合に属する人達が手作業で作っているもののみが供給されていた為、一部の土地でしか食べられていませんでした。
しかし、1960年代に入ってベーグルを作る機械が導入され、この機械によって大量のベーグルが生産されるようになり、この機械で大量生産されたベーグルを冷凍したものが全米中に広まっていった事によって、アメリカ人にとってとてもポピュラーな食べ物となっていきました。

ベーグルは棒状の生地の端をつなぐ事によってドーナツのような形状にするパンですが、焼く前に熱湯にくぐらせるという方法で作る事によって、そのもっちりとした独特の食感と表面の艶が生まれます。アメリカではベーグルを水平に切って二枚のパンにし、その間に具を挟む事によってサンドイッチにして食べる事も多いようです。
日本では生地にフルーツやナッツを混ぜたものなど幅広いバリエーションがあり、ベーグルを専門に販売しているお店もあります。