アレパ [パンの図鑑]

アレパ
Arepa

タイプ
リーン系、食事パン
発酵法など
無発酵
主要穀物
トウモロコシ粉
主な材料
コーンミール、ショートニング、サラダ油、塩、ぬるま湯
アレパは南米の北部にあるベネズエラを代表するパンでトウモロコシを乾燥させて胚乳部分を粒状になるまですり潰したコーンミールと呼ばれるトウモロコシ粉で作られます。同じトウモロコシ粉を原料としたパンとしては主にメキシコで食べられているトルティーヤが有名ですが、アレパはトルティーヤよりも厚みがあるなどの違いがあります。

ベネズエラの国民食として広く親しまれているアレパは主に朝食や間食の際に食べられており、二枚に分かれるように側面から上下にカットしてチーズやハム、卵などを挟むという食べ方が一般的です。
しかし、地域によっては肉料理などに添えるなどしてシンプルな状態で食べる事もあり、形や大きさも実に様々です。

ベネズエラでは家庭でアレパ用の生地をこねる機械を置いている事も多く、日本ではまず見る事がない水を加えるだけで生地を作る事が出来るアレパ用のコーンミールがお店で販売されている程、ポピュラーなパンとして親しまれています。

尚、通常のアレパの生地ははコーンミールに塩を入れて混ぜた後、ぬるま湯、サラダ油などの材料を加えて、コーンミールがそれらの材料を自然に吸収するまで待つという方法で作られます。